短い時間軸の投資はなぜ負けるのか?

先日、ある公務員のお客さんがこんなことを言っていました。

「仕事に対するモチベーションが全くない。仕事を辞めて、投資で生きていきたい。株とかFXとかのデイトレードで。」

こんなことをいう公務員がいるのも問題ですが、デイトレードで生きていけると思っていることや、仕事を辞めて己の力で生きていけると簡単に思っていることに驚愕します。

広いネットの世界を見れば、株やFXで一日に何百万も稼いで生活している人もいると思います。

そして、トレードで生きていける可能性は、もちろん誰にでもあります。

しかし、トレードだけで生活していける人は人口の何%なのでしょうか?

おそらく、0.1%もいないのではないでしょうか?

宝くじよりかはマシかもしれませんが、トレードで生活するということは、その確率に賭けることになります。

普通に考えて、その確率に賭ける思考が、負けの思考だと思いませんか?

と言っても、大抵の方は

「自分は出来る気がする」

「自分に限って失敗することはない」

そう思うものです。

私自身もそうでした。私の負けっぷり、どうぞご覧下さい。

-1050万円

よく、成功した人が「成功するために必要なものは何ですか?」と質問されると、よく耳にする回答で

『根拠のない自信』

という回答があります。

成功者のその回答を聞いて、

「そうか、根拠のない自信があれば成功できるのか!」

といって、鵜呑みにするのは、あまりにも短絡的すぎます。

自己肯定感の高い人なら、根拠のない自信は誰でも持っているもので、挑戦する要因にはなりますが、成功するために必ずしも必要なものではないと思います。

少し話が脱線しました。話を戻します。

なぜ、トレードで成功するのが難しいのか?の根拠について説明します。

これを読んだ上で、それでも自信がある、それこそ根拠のある自信になったというのなら、トレードに挑戦者するのもよいと思います。

「大数の法則」というのをご存知でしょうか?

詳しい説明はこちらをご覧ください。

具体的に説明すると、サイコロを振ったとき、どの目が出るか?それぞれの目の出る確率は6分の1です。

ですが、試行回数が少ないうちは、結果的に出る目の確率にばらつきがありますよね。

試行回数が多ければ多くなるほど、確率のばらつきがなくなっていき、それぞれの出る目の確率は6分の1になる、ということです。

では、株やfxのトレードに置き換えてみましょう。

株やfxの価格は需給や情勢のバイアスがありますが、基本的には上に動くか下に動くかの二択になります。

つまり、エントリーして勝つか負けるかは2分の1。

基本的に価格というのは時間の間隔が短くなればなるほどランダムウォークするので、予測はほぼ不可能です。

ですので、短い時間軸でエントリーを繰り返し繰り返し行えば、最終的な勝率は2分の1となります。

勝率が2分の1なら、なんだか勝てそうですよね。

ですが、エントリーするためには入場料(手数料)が必要です。

投資には高い安いに関わらず手数料がつきものですので、エントリーするだけで手数料分のコストがかかります。

ということは、エントリー一回につき、手数料分は確実にマイナスになりますよね。

つまり、期待値はマイナスです。(期待値についてはこちらをご覧ください。)

期待値がマイナスということは、やればやるほどマイナス=負けることになります。

長いことトレードしてるけど、全然勝てない、むしろ負けまくっている。

という人はいままでのトレード回数×手数料を計算してみてください。

見事に、負けた金額=手数料×トレード回数 な人はたくさんいると思いますので。

トレードは誰でも簡単にできるので、サラリーマンや自営業者にとても人気です。

場所を選びませんし、現状から抜け出す可能性も秘めています。

しかし、確率と統計から考えると、「勝ち続ける」のは難しいことがわかる。

それでもトレードに挑戦して、儲けたい!と思うなら、損小利大となるトレードを心がけましょう。

損失は小さく、利益はそれよりも大きく。

このようなトレードをすることで、期待値がマイナスのゲームを覆すことができます。

それができるようになれば勝てるんだけど、経験値が足りない人はそれがなかなかできないんだよねー。

ということは、結論、期待値マイナスの確率のゲームの中で需給のゆがみを見つけ出し、その歪みにベットしない限り、勝つことは難しい。

ということで、トレードは自己責任でやりましょう。どうぞお好きに。

わたしなら、自分の手が及ぶ事業や不動産に投資します。

 

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