簿記会計」カテゴリーアーカイブ

OPMに気付くかどうか?あなたは誰かの肥やしになってないか?

このブログでは、お金を生む仕組みやモノを獲得して、その資産に稼いでもらって、本当に好きなことで生きていくことを提唱している。

このブログで言っていることは、人によっては毛嫌いするような内容なので、そんな人はあまり見ないほうがいいかもしれない、まじで。

お金が全てじゃない、とか、お金のためだけに働くべきじゃない、とか、そういうキレイ事はよいとは思うけど、そういうことは今回は考えない。

資本主義経済である現在の世の中の事実を書く。

 

OPM ~other peoples money~簡単にいうと「他人のお金」。

このOPMをより多く集められる所(ポジション)、自由に使える所にいる人が、そうでない人よりもお金の面でも時間の面でもはるかに豊かである、という紛れもない事実。

これに早いうちに気付いて、OPMをコントロールできる立場になることが、自由に生きる、不安なく生きる、好きなことを思う存分して生きるためにすごく重要だと思う。

言い換えると、お金を集めることができる能力、資金調達力ともいえる。

資金をどれだけ調達できるか?より多く集め、自由に使うことができれば、それだけ出来ることが増えるし、問題を解決することができる。

では資金調達とは?

方法はいろいろある。

一番身近なのはお給料。

多分、ほとんどの人の資金調達はお給料からだと思う。

他には、何かを売って、お金を得ることも立派な資金調達。

美容のサービスをしてお客さんから料金を頂くことも資金調達。

アパートを貸して、賃料を得ることも資金調達。

銀行からお金を借りることももちろん資金調達。

この場合、借りたお金は利子を足して返さないといけないという責任があるけど。

今では身近なクラウドファンディングも立派な資金調達。

お金をもらう代わりに、何かをお返しすることで成り立つ。

流行りのオンラインサロンで月額料金を頂くことも資金調達。

いわゆるサブスクリプションモデルと言い、相当以上の情報やサービスを提供しないと信用を失う。

といっても資金調達のほとんどは、信用をお金に替えているといっても過言ではないが。

所有する会社の株を発行し、買ってもらうことで資金調達する方法もある。

この場合はお金を返す必要はない代わりに、経営に口を出されたり、配当金を支払わなければならなかったりする。

ちょっと理解が難しいかもしれないが、従業員を雇って、従業員に稼いでもらってピンはねすることも、資金調達である。

もっとたくさんあるんだけど、詳しく知りたい方は起業のファイナンスという本がとても参考になるので一度読んでみることをお勧めする。

こんな感じで、金額の大小にかかわらず、誰かからお金をもらう(借りる)ことが資金調達になる。

で、ここで登場するのが貸借対照表だ。

https://www.eurekapu.com/what-is-balance-sheetこちらのサイトより引用

これは何を意味しているのか?

左側(借方)はあなた(会社)が何に投資しているか?お金を何に変えているか?を表している。

右側(貸方)上部はあなたがいずれ返さなくてはならないお金。負債。

下部はあなたが投資しているものと負債の差額で、返す必要のないお金や資本、純資産を表している。

例えば、土地や設備に投資していれば左の欄に入る。

その投資するために、お金を銀行から借りてれば、右側上部に負債として記入される。

株を発行して資金調達していれば、株主資本として右側下部の純資産の欄に入る。

詳しい説明はこちらのサイトが分かりやすいので後で見てみるとよい。

ここで、ちょっと考えて欲しい。

あなたが今やっていることを、貸借対照表にあてはめて考えてみよう。

この貸借対照表にあてはまらない、わからない、というのであれば、OPMを操る立場には、残念ながら居ない、ということになる。

もしくは、あなた自身が働かなければ、お金が発生しない、ということを意味しているかもしれない。

もしあなたがOPMをコントロールできる立場にないなら、1日も早くOPMを操る立場になったほうがいいし、なるように行動したほうが、将来的に選択肢が広がるし、リスクを軽減することができる。好きなことも存分にできる。

お金を貯めて、お金を生む資産を買ってもいい。

もしお金がないなら、信用力をつけて誰かから借りてもいい。

高い理想を掲げて、賛同してくれる人から寄付を募るでもいい。

そうやって資金調達の能力があればあるほど、資本主義経済の世の中では豊かになっていく。

これが事実。

さあ、あなたの行動は、どこに向かっているのだろうか?

もしかしたら、誰かを経済的に豊かにするために働いてないか?

誰かの肥やしになるのではなく、OPMをコントロールする側にならなければ、将来のリスクを軽減するのは難しいのでは?と、私は思う。

といったところで、OPMをコントロールできるようになる人は少ない。

頭ではわかっていても、なかなか出来ない。

なぜなら、理性よりも感情が勝るから。

そこが乗り越えなければならない、一番高い壁なのだよ。

 

初心者のための確定申告講座


2月18日より、確定申告が始まりますね。

フリーランスに成り立ての方や独立間もなくの方など、昨年の会計処理や帳簿付けをまだ何もしていない、または、つまづいて進んでいないという方も多いのではないでしょうか?

何から始めたらよいか?わからないという方もいると思いますので、帳簿の付けの効率のよいやり方を一から順に説明したいと思います。

あくまでも、流れです。本来は毎日するはずであった作業を今やるわけですので、それをご理解の上、読んでくださいまし。

 

まず、準備するものから。

帳簿付けに必要なもの

  • 複式簿記対応の会計ソフト
  • 平成30年中の売上伝票
  • 平成30年中の領収書
  • 事業で使っている通帳
  • クレジットカードで経費になるものを仕入れた場合は引き落とし明細書

確定申告申告に必要なもの

  • 損益計算書
  • 貸借対照表
  • 固定資産台帳
  • 各種保険の控除証明書
  • 年金、共済等の払込証明書
  • 医療費の控除を受ける方は医療費の領収書
  • 年内に給与所得がある方は源泉徴収標
  • マイナンバー

では、説明します。

 

1.まず、会計ソフトを準備します。

 

複式簿記対応しているものを選びます。

複式簿記対応かどうかわからない!と思ったら、商品説明に、「65万控除対象」とあるかどうかを確認してください。

対応しているものは大丈夫です。

 

2.準備ができたら会計ソフトを立ち上げて、始めの設定を行います。

 

この設定では、消費税の課税対象者かどうか?の設定の他に、事業始めるにあたっていくらのお金から始めて、どのくらいの商品があったか?通帳にいくらのお金があったか?などを書き込み、「元入れ金」がいくらだったかを定めます。

しかし、本来であれば、事業を始める前に準備をして毎日記帳しなければなりませんが、よくわからずに後回しにしてる方、多いですよね。

とりあえず売上伝票と領収書だけ保管してるけど、事業を始めた当初のことは覚えてない、という感じだと思います。

ですので、「現金」「預金」「商品」「元入れ金」など、全てゼロから始めて大丈夫だと思います。

始めの設定が終わったら、実際に記帳していきます。

 

3.まずは売上伝票から。

 

現金で売上が発生した伝票を『現金出納帳』に記帳していきます。

相手勘定科目 / 売上高   収入金額 10800

カード決済してもらった売上は『売掛帳』に記帳しますが、今は記帳せずに、とりあえずは置いておきます。

 

4.次に現金で支払った経費となる領収書を『現金出納帳』に記帳していきます。

基本的に、売上を挙げるために必要なものは経費となります。

材料なら

相手勘定科目 / 仕入高    支出金額  5400

雑誌なら

相手勘定科目 / 新聞図書費    支出金額 1080

となります。

どのような経費として処理すればいいか?わからない場合はググってください。

ここで注意するのは、10万円以上の設備や工具などの領収書です。

減価償却する必要があります。

例えば15万円のmac bookを買った場合

相手勘定科目 / 工具備品   支出金額  150000

と『現金出納帳』に帳簿付けをした後、『固定資産台帳』に資産計上しておきます。

『固定資産台帳』の記帳方法は会計ソフトの説明書をみてくれ。

他に注意することとしては、経費とならない個人的な支出をした場合の処理です。

例えば、国民健康保険料や年金などを振込用紙でコンビニ等で現金決済した場合は、記帳しない。

(本来であれば「事業主貸」として処理するが、今回のように毎日記帳していない場合は割愛しておき、決算最終日に『現金出納帳』の残高の帳じりを合わす処理を行う。)

 

5.領収書を記帳したら、次に『預金出納帳』の処理をする。

 

事業を開始した日から一番近い直前の日にちの通帳残高を『預金出納帳』に記帳する。

例えば、事業開始日が6月10日で、6月1日が直近で、50000円の残高があるなら、

事業開始日6月1日

相手勘定科目 / 事業主借   預入金額 50000

と記帳しておく。

事業主借とは、事業主のお金を事業用に使った場合に処理する科目の一つ。

それから通帳をみて、入金や出金、引き落としを順に処理しておく。

ここで注意したいのが、仕入れをツケで買い(買掛)、通帳から引き落としされる場合やクレジットカードで買い(買掛)、引き落としされる場合と、売上をお客さんがカード決済し(売掛)通帳に振り込まれる場合の処理です。

仕入をツケでした場合は「ツケで商品が入ってきた」ことを記帳しないと、通帳からお金が引き落としされたときに、複式簿記で辻褄があいません。

ですので、仕入れをツケで行ったことをまずは記帳します。

クレジットカードの支払い明細書を見ると、カード決済した日にちが記載されていると思いますので、明細書を参考に『買掛帳』に記帳します。

例えば7月4日に一万円の商品をツケで仕入れた場合

7月4日

相手勘定科目 / 仕入高   仕入額 10000

このように記帳しておくと、「買掛金」の残高が10000円あることなります。

つまり、後に払わなければならないお金が10000円あるということです。

そして、実際に7月31日に通帳から引落されたときは以下のように『預金出納帳』に記帳します。

7月11日

相手勘定科目 / 買掛金    引出額  10000

すると、『買掛帳』では

7月11日

相手勘定科目 /   預金     支払額 10000

となり、買掛金の残高はゼロとなります。

クレジットカードでの購入も基本的には同じ処理となります。

お客さんがカード決済して、売上金が通帳に振り込まれたときの処理は以下です。

まず、お客さんがカード決済したことを『売掛帳』に記帳しておく。

例えば、8月5日に20000円売上、お客さんがカード決済した場合。

8月5日

相手勘定科目 / 売上高    売上金 20000

その代金が9月1日に通帳に振り込まれた場合。

『預金出納帳』

9月1日

相手勘定科目 /  売掛金    預入金額 20000

このように処理します。

一年間分の通帳の記帳が終わったら、実際の通帳の残高と『預金出納帳』の残高が確実にあっているかを確かめる。

 

6.ここまで来たら、手元にあるお金(本来であれば、12月31日に実際にある現金を数えておかなければならないんだけど)と『現金出納帳』の残高の帳尻を合わせる。

12月31日に手元に20万あった(であろう)。『現金出納帳』の残高が150万であった場合、差額を引き出したことにして、帳尻を合わせる。

その場合は「事業主貸」で帳簿付けする。

『現金出納帳』

12月31日

相手勘定科目 / 事業主貸   支払金額 1300000 残高 200000

これで、現金の帳尻が合った。

 

7.最後に決算仕訳、という処理を行います。

決算仕訳ですることは以下です。

減価償却の経費組み入れ処理。

期末の棚卸資産(商品や材料)の処理。

家事按分の処理。

以上3つ。

詳しいやり方はググってちょうだい。

 

これで、会計ソフトが自動的に損益計算書と貸借対照表を作ってくれていると思います。

一応、あくまでも、簡易的な方法です。本来であれば、毎日記帳し、現金の残高も金種を記入して帳尻を合わせなければならないことをお忘れなく。

では、確定申告、頑張りましょう。


 

 

 

 

買掛金、いわゆるツケの仕訳について。

会計簿記、初心者向けです。

フリーランスの方は自分で会計ソフトを使用して、決算書を作成する方もいると思います。

確定申告の準備や進め方は Google で検索すると色々出てきますのでそちらを参照してもらうことにして、 今回は 買掛金の仕訳について説明します。

 

皆さんはお店で使うカラー剤やパーマ液などを仕入れるとき、どのような方法で購入していますでしようか?

大体は材料屋さんが商品を持って来てくれて支払いは月末に一括払い、が多いのではないでしょうか?

いわゆるツケというやつです。

または、最近はネットで購入しクレジット決済、という形も多いと思います。

このように、ツケにして後払いにしたときの代金のことを買掛金といいます。

例えば11月5日に10000円のパーマ液を1つ仕入れ、代金を11月30日に現金で支払った場合の仕分けは以下になります。

 

11/5 借方 仕入高(または商品) 10000

貸方 買掛金        10000

 

11/30  借方 買掛金   10000

貸方 現金    10000

 

もし、支払いを現金では なく普通預金から引き落としした場合は

 

11/30 借方  買掛金  10000

貸方 普通預金 10000

 

となります。

この際、売掛金についてもやりましょう。

お客様が施術料金をカードで支払った場合の仕分けです。

例えば12月1日にカット料金54000円をお客様がカード払いされ、12月20日にカード会社から普通預金口座に入金された場合の仕分けは以下になります。

 

12/1  借方 売掛金 54000

貸方 売上高 54000

 

12/20 借方 普通預金 54000

貸方 売掛金  54000

 

このようになります。

 

ちなみに、買掛金についての補足ですが、光熱費や通信費などをクレジット決済した場合の勘定科目は買掛金ではなく、未払い費用となります。

施術や店販など、直接売上に関係する仕入れ商品や材料をツケ払いしたときは買掛金、それ以外の支払いをツケ払いしたとき、形に残らないものやサービスに対してツケ払いしたときは未払費用、形に残るもの例えばパソコンや本、アイロンなどをツケ払いしたときは未払金という勘定科目となります。

 

例えば、3月4日に5万円のドライヤーをカード決済し、4月15日に普通預金から引き落としされる場合の仕分けは以下になります。

 

3/4 貸方 消耗品 50000

借方 未払金 50000

 

4/15 貸方 未払金  50000

借方 普通預金  50000

 

このようになります。

いかがでしたでしょうか?

買掛や売掛の仕分けが理解できず、カード決済を敬遠する方がいらっしゃいますが、支払いをカード決済したときのポイント還元など、かなりのメリットがありますので、カード決済しないのはもったいないと思います。

理解できるとそれほど難しくはありませんので、是非やってみてください。

以上買掛金の仕分けについて解説しました。

元入金について。青色申告会計ソフト導入時の注意事項。

フリーランスや独立した方向けです。
青色申告で65万円の控除をゲットするためには複式簿記による帳簿付けをして、貸借対照表を作成、提出する必要があります。
実際に自分自身で帳簿をつける場合は会計ソフトを使うと思います。

複式簿記を理解するには会計ソフトで毎日帳簿付けをし、何がどこに記帳されているかを感覚で覚えていくことが一番早いと思いますので、詳しい説明は省きます。

やりながら覚えていきましょう。
その前に、会計ソフトを導入するときに困ることがあります。

それは「開始残高」の入力を求められることです。

初めて簿記にふれる方はまずここが ? だと思います。

今回は会計ソフト導入時のことについて説明しようと思います。
フリーランスで独立したその日から帳簿をつけることになりますが、その前にこれから仕事をする上で必要な資金や資産を計上します。

必要な資産とは運転資金や材料です。
例えば仕事で使う材料(原材料、商品)を買う場合、手元にお金が必要ですよね。

まずはこの、始めに使うお金(元入金)、を入力します。

*元入金とは個人事業主に使う用語で事業主が用意した準備金のことです。

法人では使いません。法人の場合は資本金というものがありますが、

元入金とは似ていますが厳密には同義ではありません。
ここでソフトによってはいきなり貸借対照表がでてきます。

最近のソフトはもう少しやさしく、勘定科目ごとに入力を求められ、あとは自動で計算してくれます。
例えば、自分の手元にある現金100万円を準備金として仕事用に使おうと思ったときの仕訳は下記のようになります。

借方  現金 100万円  /  貸方  元入金 100万円

いきなり貸借対照表のようなものに入力を求められた場合。

「現金」の欄に 1000000 、「元入金」の欄に 1000000 と入力します。

これで開始残高の入力は完了です。

元手100万円を仕事用として準備し資産計上した、ということになります。
この後は毎日記帳業務をすれば大丈夫です。
ちなみに、開始残高を入力する前に、もう記帳していて元入金とかわからないという方がいると思います。

その場合は「事業主借」で処理してもよいと思います。
元入金がない状態でワックス1000円を買った場合。

借方  商品 1000円  /  貸方 事業主借 1000円

これで、仕事用ではない、自分のお財布から拝借してワックスを買ったということになります。
今回は会計ソフトを導入するときの開始残高について説明しました。

ここがわからなくてつまづく方が多いと思います。

実際わたしも、はじめにこの処理をきちんとしなかったために、お金の流れがさっぱりでした。

結果、貸借対照表の一番下の数字が、差し引きゼロにならず、確定申告で貸借対照表を提出できず、青色申告特別控除は65万ではなく10万円となってしまいました。

大事な部分ですので、がんばって理解しましょう。

減価償却について

なかなか理解の難しい減価償却について、解説します。

減価償却というのは読んで字のごとく、物の価値の減少に応じて、その減った分を経費とすることをいいます。

基本的には10万円以上で、耐用年数が一年間以上のものは減価償却する必要があります。

減価償却の仕方は三種類ありまして、通常の減価償却の他に、一括償却と少額減価償却資産の特例を利用した減価償却があります。

それぞれの償却の方法はGoogleで検索すると沢山でてきますので、そちらを参照してください。

一応簡単に説明しておきます。

[通常の減価償却]
国の定めた法定耐用年数による償却率という数字を乗じて、定額法により減価償却します。

『定額法の減価償却の計算方法』

【その年の減価償却費 = 取得価額(購入した値段) × 償却率 ÷ 12 × その年に使った月数】

法定耐用年数、償却率は国税庁のホームページに掲載されています。

ちなみに、減価償却の計算の仕方には定額法と定率法の二つありますが、個人事業者は定額法で計算します。

[一括償却]

10万円以上、20万円未満のものに使える償却方法で、三年で償却します。

買った日にちや法定耐用年数に関わらず、三年で均等に償却します。

一番簡単な償却方法です。

[少額償却資産の特例による償却]

青色申告を行っている者のみに適用される償却方法で、30万円未満のものは、一括でその事業年度に償却できるという特例があります。

償却資産の合計300万円までは一発で償却できます。(こちらに特例については期間が設定されています。)

ただし、事業者年度が1年未満の場合は

300万÷12月×事業月数

で計算してでた金額までとなってます。

以上3つの償却方法で、売上や将来の計画に応じて、事業主が自由に選択して減価償却ができることになっています。

さて、ここまでは大体理解できると思いますが、問題はここからです。

例えば1月1日に30万円のシザーを買い、一括償却で三年で均等に減価償却をするとします。

一年に経費にできるのは10万円、実際にお金が出て行ってるのに経費にできないなら、最終的に現金と経費が20万円合わなくなるのでは。。。?
または、現金30万円使って、10万が経費になって、残り20万円はどこに行ってしまったの???
と疑問に思うかもしれませんね。

減価償却の会計処理でつまずくのは、大体このようなわけのわからないことがあるからです。

ではここで少し、減価償却によってお金がどのように流れ、処理されるのか?整理してみましょう。

まず現金30万円でシザーを購入しましたので現金30万円がなくなりました。

その代わりに、シザーという資産(償却資産)が手元にやってきました。

複式簿記では
1/1
借方 工具備品(シザー) 30万
貸方 現金        30万

このようになりますね。(借方、貸方についてはこちらを参照してください。)

まずは、シザーを資産計上しておくわけです。

この時点では、経費とはなりません。

そして固定資産台帳というものがありますので、それに固定資産として登録し、シザーとヒモ付けしておきます。
(会計ソフトを使用していれば、耐用年数、取得価格、購入日を入力すれば自動でその年度の減価償却費を計算してくれます。)

こうすることで、シザーは貸借対照表の左側、資産欄に記入されます。

これはどういうことか?というと、現金30万円はシザーという資産となって保存されている状態ということですね。

そして一年経ったとき、シザーの切れ味が悪くなるので30万の価値がなくなりますね。

そこで一年使用して価値が減った分だけ経費とするわけです。

一括償却を選択しましたので、三年均等に減価償却します。

つまり、10万円分が経費となります。

この処理は決算の最終日にやります。
12/31
借方 減価償却費  100000
貸方 工具備品(シザー) 100000

この時点で10万円分が経費となり、シザーとなって保存されているお金は残り20万円となります。

はい、つまり出ていった費用(現金)と、かかった経費はイコールではないということですね。

なんか損した気分になりますね。

現金で償却資産を購入すると、全額経費で落とせない上にキャッシュもなくなります。

なんか府に落ちません。

そのモヤモヤを解決する手段で「借入」というものがありますがそれはまた今度にしましょう。

借方、貸方、事業主貸、事業主借、なにこれ?

フリーランスなりたてや、独立間もないころに、簿記会計でつまづくのが、会計用語。

これがほんとによくわからない。

たぶん、仕事で経理などに配属された人ぐらいにしか、馴染みがないのかもしれません。

わたしも独立当初、まったくわからず、その分税金も支払い、たくさん損をしました。

会計用語を知っているからといって、何かが劇的に変わることはありませんが、少なくとも、帳簿付けする時間は短縮されると思いますし、用語を覚えることによって会計が理解できるようになり、結果、お金の流れや儲けの仕組みなんかも分かるようになると思います。

会計を実際に理解するには、会計ソフトを使い、毎日記帳作業をしていくと、自然と理解できるようになると思います。

分からない言葉は都度、ググって調べていけば、わかるようになると思います。

ちなみに、私自身がつまづいた、会計用語や複式簿記の勘定科目は以下です。

会計用語

  • 借方、貸方
  • 貸借対照表

勘定科目

  • 事業主貸、事業主借
  • 減価償却
  • 買掛、未払金、未払費用
  • 売掛
  • 元入金
  • 按分
  • 現金、小口現金、預金

今回は、会計で、まず一番始めに???となる、「借方」「貸方」についての簡単な説明をしたいと思います。

説明というより、私なりの覚え方を披露したいと思います。

簿記では、入ってきた資産を左側に借方として、出ていった資産を貸方として、それぞれ記帳することになります。

借方は左側、貸方は右側、と暗記すればいいと思いますが、白紙の帳面に記帳する場合、どっちが借方?となることがありますし、貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)にも借方、貸方が明記されていますので、借方は資産の増減のどちらを意味するか?というのを知っておかないと、BS、PLを読むことができないことにもなってしまいます。

ですので、ここで、しっかりと理解しておきましょう。

私はこのように覚えています。

「借方」というのは、「借りる」ことからきている。つまり、借りるとは自分の懐へ入ってくることを意味する。だから、資産が増える入ってくる側が「借方」。

「貸方」というのは、「貸す」ことからきている。つまり、貸すとは自分の懐から出ていくことを意味する。だから、資産が減る出ていく側が「貸方」。

と、ここまでくると、「事業主貸」「事業主借」の説明もつく。

事業主貸というのは、「事業主の貸し」つまり、事業主の個人的な支出、事業とは関係のない支出を意味する。例えば、事業用の通帳から医療保険料3000円が引き落としされた場合は、

借方 事業主貸 3000 / 貸方 預金 3000

となる。つまり、経費とならない個人的な支出が事業主貸、となる。

一方、事業主借というのは、「事業主の借り」つまり、事業主の収入、事業と関係のない収入のことを言う。事業と関係のない収入なら、「雑収入」になるのでは?と思うかもしれない。

ここで言う事業と関係のない収入というのは、たぶんだが、税金のかからない収入または、すでに税金が源泉徴収された収入、ということだと思う。

例えば、事業主借で仕訳されるものの一つに、銀行預金の利子がある。

銀行の利子は実は源泉徴収されて、付与されるものなのだ。

これが収入となると、二重課税になってしまう。

なので、源泉徴収去れた収入=事業主借ということになる。

ほかには、資産の売却益も、50万未満は課税されないので、それも事業主借で仕訳する。

以上、借方、貸方を理解出来ると、会計簿記の大部分を理解出来るようになるというのがわかったと思う。

大いに活用してもらいたい。

 

簡易簿記と複式簿記について

フリーランスや個人事業主になると確定申告をすることになります。

確定申告とは、一年間の所得を税務署に申告することです。

それによって国や地方自治体に納める税金が決まります。

申告する時期はフリーランスや個人事業主は12月31日が決算日となり、1月1日から12月31日までの所得を次の年の3月15日までに確定申告することになっています。

税理士さんや会計士さんに丸投げすればそれで万事よいと思いますが、独立や投資で成功したければ、会計簿記と税金の知識が絶対必要です。

会計事務所は経費や売上を正確に記帳することが仕事であって、お金を実際に動かすのは事業者本人です。

虎の子であるお金を投資するわけです。

決断を他人に預けるわけにはいきませんよね。

わからないから、めんどくさいからといって避けていると、独立して収入が多くなったはいいけれど、税金や保険の支払い等でキャッシュが残らないという、悲しいことが起こります。

ですので、簿記会計や税金の知識、確定申告の方法などは知れるだけ知っておいたほうがいいと思います。

 

はい、では、どのように勉強したらよいでしょう?

一番いいのは実際に毎日帳簿をつけてみることです。

食べたことのない食べ物の味を誰かに聞いたところでわかるわけないですよね。

ですので、理解するためにはやってみることです。

そしてやっていくと、わからない言葉がたくさん出てきます。

それを一つ一つ調べながら覚えていけば、いつしか理解できるときが来ると思います。

これからお話する内容も、初心者のかたにはさっぱりわからないかもしれません。

しかし、それは当然のことです。

なぜなら、言葉を知らないからです。

会計の分野の語彙が足りないので、しょうがありません。

どの分野でも共通して言えることですが、もし理解したい分野があるならとにかくその分野の語彙力を高めることをお勧めします。

 

前置きが長くなりました。

今回は簡易簿記と複式簿記について簡単に説明したいと思います。

 

確定申告には青色申告と白色申告の二種類あります。

昔は白色申告のメリットがありましたか、現在はほぼメリットがありません。

ですので、ここでは青色申告について説明します。

青色申告にも二種類あります。

一つは簡易簿記による申告。

もう一つは複式簿記による申告です。

簡易簿記と複式簿記で何が違うのか?というと、所得から引かれる控除(青色申告特別控除)の額が違います。

簡易簿記の青色申告で所得から引かれる控除額は10万円。

複式簿記の青色申告で所得から引かれる控除額は65万円。

「控除」という言葉、よくわかりませんね。

わかりやすく説明します。

一年の総収入(総売上)から経費を引いたものが、「所得」になりますね。

この所得によって税金が決まるわけですが、この所得が多ければ多いほど税金を払うことになります。

で、その所得からある条件を充たす場合などに、所得からいくらか金額を差し引きましょうというのが「控除」というものです。

ちなみに青色申告特別控除の他にも、たくさんあります。

 

基礎控除

社会保険料控除

生命保険料控除

地震保険料控除

医療費控除

中小企業共済等掛金控除

住宅ローン控除

配偶者控除

配偶者特別機控除

勤労学生、障害者控除

寄付金控除

寡夫控除

扶養控除

雑損控除

 

 

実際の数字で考えるともっとわかりやすいと思います。

年間の総収入が150万だったとします。

経費が50万だったとすると、年間の所得は100万になります。

上記控除額の合計が90万だったとすると、100万から90万円引いて残った10万円が年間の所得となり、この10万円が課税対象の額となります。(ここで、?控除されるなら、はじめから経費として所得から差し引けばいいのでは?と思うかもしれませんが、それはまたの機会に説明します。)

 

いかがでしょうか?

控除というものがどういったものかわかりましたでしょうか?

わかっている方には少し眠くなるお話です、すみません。

さて話をもどします。

簡易簿記で申告した場合と複式簿記で申告した場合は、この控除の額が違うのです。

その差は55万円。

簡易簿記で申告した場合、複式簿記で申告した場合よりも年間所得、つまり課税対象の額が55万円も多くなります。

所得税は課税対象額に最低でも5%掛けた金額(所得によってかける率が変わります)、住民税は10%掛けた金額ですので、所得税、住民税合わせて最低でも8万円ほど多く税金を納めることになります。

これにさらに国民健康保険税ものしかかってきますので、さらに多く税金を払うことになるのですね。

わからないから、できないからといって簡易簿記で提出するのはもったいないと思います。

税金として払う額は、家族がいるならちょっとした旅行にいける金額です。

 

さて、それでは具体的に簡易簿記、複式簿記とはどういうものなのか?を説明しましょう。

その前に言っておきますが、先ほど、申告を簡易簿記か複式簿記ですると書きましたが、記入した帳面を提出するということではありません。

提出する書類作成のために複式簿記が必要ということですので、覚えておいてください。

簡易簿記は簡単です。

小さいころ、おこづかい帳というのを記入したことがあると思います。

まさにそれが簡易簿記です。

家計簿なんかもそうです。

始めにいくらのお金があって、今日いくらお金が入ってきて、いくらのお金を何に使って出ていったか?

それを記入し、残高を記録するだけです。

これはとても簡単ですね。

 

複式簿記は少し理解が難しいです。

複式簿記は、資産の増減を2つの側面からみて、それぞれ記帳することになります。

例えば、カラー剤一本500円をお金で買うとします。

簡易簿記の場合、お金の増減だけを記せばよいため、今ある残高から500円引いて、カラー剤を買ったことを記せばよいだけですね。

複式簿記の場合、

「500円という資産とカラー剤という資産を交換した」

この二つの資産についてそれぞれ記帳することになります。

お金は「現金」、カラー剤は「仕入高」という分類になります。

この「現金」や「仕入高」という分類のことを会計用語で勘定科目と言います。

現金という分類のなかで、500円がでていきました。

逆に、仕入高という分類のなかで500円分のカラー剤が、入ってきました。

お金500円という資産が出ていき、代わりにカラー剤500円分が入ってきました。

一度の取引で二つの側面がありますね。

すべての取引に二つの側面があるのです。

ここが複式簿記といわれる所以です。

初心者の方には少しわかりづらいかもしれません。

 

はい、ではもう一つ例題です。

「1万円を普通預金にいれました。」

これはどうでしょう?

「現金」という勘定科目から一万円でていきました。

逆に、「普通預金」という勘定科目に一万円がはいりました。

このように資産の増減を記帳することで、作成することができるのが貸借対照表、通称バランスシート、B/Sといわれるものです。

青色申告特別控除65万を得るには、貸借対照表を提出しなければいけません。

で貸借対照表を作成するためには、複式簿記が必要である、というわけです。

ちなみになぜバランスシートと言われているか?というと、先程の例題で考えてみればわかります。

出て行ったもの、入ってきたものを差し引きするとゼロになります。

すべての取引で差し引きゼロになりバランスが取れるからです。

私が独立当初、65万の青色申告特別控除を受けられなかったのは、最終的に貸借対照表の一番下にある数字、入ってきたものの合計額(借方)と出ていったものの合計額(貸方)の差し引きがゼロにならなかったからでした。

差し引きすると必ずゼロになるのに、ゼロにならなかったということは、簿記が正しくないということであり、提出できませんでした。

当時は、手書きで記帳作業をしていましたので、どこでどう間違えたのかもわかりませんでした。

はい、現在は会計ソフトを使っていますのでそのようなことはありません。

というか、会計ソフトを使って記帳をするようになってから、複式簿記を理解できるようになりました。

ですので、複式簿記を理解したいと思うなら、複式簿記に対応した会計ソフトの使用をお勧めします。

インストール型ソフトなら「青色申告ラクダ」、クラウド型ソフトなら「マネーフォワード」や「freee」がいいと思います。

どこからでもアクセスできるクラウド型会計ソフトはめちゃくちゃ便利ですね。

今の時代がほんとにうらやましいですね」。

以上今回は簡易簿記と複式簿記、あとは控除や貸借対照表についての簡単な説明でした。

65万控除を得るためにフリーランスの方は頑張りましょう‼