上の図をご存知だろうか?
2001年に発売されたロバート・キヨサキ著「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」で紹介されて話題になった、クワドラント表だ。(アマゾンに飛ぶがアフィリンクは貼っていないので安心してください)
これは何を意味しているのだろうか?
仕事をしている人は、必ずどこかに所属している。
E は Employee 従業員
S は Self-Employee Small Business 自営業者
B は Business Owner Big Business ビジネスを所有する人
I は Invester 投資家
もしあなたが、フリーランス美容師であるなら、S に所属していることになるし、お勤めしているなら、E に所属していることになる。
大多数は E からキャリアが始まり、E で終わる。
もっとお金が欲しいと思う人や自分の思うように仕事がしたいと思う人は E を飛び出して S になったり、B になったりする。
株式投資などで、 I になろうとする人もいる。
ちなみにだが、E から S になる人は結構いるが、E、S から B になる人は少ない。
E、S から I に行く人は多いが、成功する人は限りなくゼロに近い、が、B を経て I になる人はほとんどが成功する。
E 、S は労働集約型と言われ、働く時間がお金になるので、お金を稼ぐほど自由な時間がなくなる。
B、 I は不労所得と言われ、自分がその場に居なくてもお金が発生する。自分が働くわけではないので、稼いでも時間が減ることはないし、歳をとって体が衰えても関係なく稼ぐことができる。
これはつまり、どういうことかというと、E と S は誰でもなれる、B と I で稼ぐのは難易度が高い、ということになる。
E と S は体が動くうちはいいが、体が動かなくなると強制的に B と I のゾーンに追いやられる、ともいえる。
美容師の場合、大体が E から S になる。
そして S で歳をとって強制収容されるか、I に飛んで自爆する人が多い。
多店舗展開して B に進み裕福になって引退する人、さらに I に行って成功する人は少ない。
もし、時間とお金、両方を手に入れたいなら、まずは B に進む必要がある。
では、B に進んで何をしたらいいのだろうか?
というのが、今回のテーマだ。
前置きが随分長くなったが、E や S でお金が貯まったら、B に進むために何をやるべきか?
不動産賃貸業だ。
私自身もそうだったし、成功している多くの人がお金を産む仕組み、つまり賃貸用不動産を所有している。
不動産賃貸の最大のメリットは再現性が高いということだ。
参入するタイミングにもよるが、誰がやっても結果はさほど変わらない、と思う。
そして、キャッシュフローの計算がしやすいのも、失敗しにくい要素である。
多店舗展開で美容室を増やして行くというのも一つだが、供給過多の中ではなかなか難易度が高い。
賃貸用不動産を所有してキャッシュフローを出した後に、多店舗展開したほうが上手くいくかもしれない。
ちなみに私の場合、シェア美容室もやっていて、そちらもかなり好調だ。
間違っても安易に虎の子の金を株にぶちこんではいけない。
まずは、キャッシュフローを増やしてお金の流れを太くし、インカムを増やす。
その後行き場のないお金を株などのキャピタルにぶちこみ、そのことは忘れる。
それがよい。
と、まあ、ポジショントークなんだけどねー。
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