お金の貯め方

資産を獲得するためにはお金が必要だ。

株でも不動産でも事業をするにしても現金が無ければ話にならない。

投資というのは、投入する資金をどのくらいの割合で増やせるか?という利回りの問題であるので、元手が大きければ大きいほど有利だし、実入りも大きくなる。

不動産や事業は、公庫や銀行からお金を借りて投資できるものであるけれど、相応の自己資金がなければお金を貸してくれないから、やっぱり現金が必要となる。

でも、大抵の人はお金を持っていない。

そこで、どうすればお金がたまるのか?というのをファイナンシャルプランナー(FP)なんかに相談にいくと、このように言われる。

「まずは、固定費から見直しましょう。住居費、各種保険、車両費などを見直してみてはいかがですか?」

そう言って、なんやかんやで今までの保険を解約し、その人の勧める医療保険などに加入することになる。

で、結局年間いくら節約になったかというと、年10万円くらいがせいぜいだろう。

サラリーマンであれば、こんなもんだ。

FPの売上の肥やしにしかならない。

しかし、フリーランス(個人事業主)の場合のお金の貯め方はちょっと違う。

もしFPに相談に行き、先ほどのようなアドバイスをするようなら、そのFPはもぐりだ。

フリーランスがお金を貯めようと思ったら、一番多く払っているものを節約しないといけない。

それは税金だ。

※節税とは何事だ!と思う方も世の中にはいるので、あからさまに節税するのはちょっと違うんじゃないの?という方もいると思いますが、たくさん稼げるようになったらたくさん払えばいいので、ここではとりあえず、お金を貯めることだけにフォーカスします。あくまでも節税であり、脱税は絶対したらいけません。収入をごまかしたり、個人的支出を経費にするということではありません。

フリーランスが払う税金で主なものは、所得税、住民税(市民税+県民税)、国民健康保険税、国民年金。

国民年金は 16340円×12か月=196080円 加入者は一律この値段を払う。

所得税、住民税、国民健康保険税は所得の割合で計算される。

基本的な計算式は以下のようになる。

売上ー経費=所得

所得ー所得控除の合計=課税される所得額(課税基準額)

課税される所得額 × 税率=納税額

大体ではあるが、このように納税する金額が決まる。

そして、基本的に一番額が大きいのは、国民健康保険税。

住民税は課税される所得額の約10%で、所得税は課税される所得額に応じて税率が変わる。

例えば、フリーランスの年間の売上が600万、経費として200万で所得が400万だった場合の税金は以下のようになる。

国保税は所得から基礎控除33万円、青色申告控除65万(複式簿記導入し貸借対照表提出の場合)を引いた302万円を課税基準額として計算すると、独身40歳未満の場合で約375000円。

所得税は所得控除の合計が150万だとして、250万が課税される所得額だとすると、152750円。

住民税も250万が課税される所得額すると、約255000円。

年金、国保、所得税、住民税を足すと978830円で約100万円となります。

これに節税対策するとどうなるか?

具体的な方法は割愛しますが、国保は約10万円、所得税は0円、住民税は均等割5000円。

年金はそのままなので、196080円。

合計約30万ちょいになりますね。

年間で約65万円のキャッシュが残ることになります。

ある程度上手くいった独立した個人がお金周りが良くなるのは、無駄な税金を払わないからです。

今後、住宅ローンを組む予定があるなら別ですが、キャッシュを残したいなら使わない手はないですね。

次回あたり、より具体的な方法を書きたいと思います。

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