職人とマネージャー

これも、もう何回もツイッターで呟いてるので、ご存知の方も多いと思うんだけど、知らない人のためにもう一度。

前回のブログでクワドラント表を紹介し、E 、S から B になることは難しいと書いた。

その理由を書いておく。

美容師が S からなかなか抜け出せない理由は、「なんでも自分でやってしまう」からだ。

自分が何もかもやらないと気がすまない。

他人がやった結果に納得できない。

自分がやったほうがうまくいくし、早い。

他人にやらせると、気になってしょうがない。

その事で顧客からクレームがくるなんて絶対許せない。

つまり S = 職人 だ。

とにかく自分でやることに喜びを感じるから、いつまでたっても S から抜けられない。

もし、S から抜け出し、B になるためには、職人からマネージャーになる必要がある。

マネージャーというのは、職人とはまったく反対の人格だ。

自分でやるのではなく、他人にやらせて、結果を出す。

自分は指示を出すだけで、顧客の相手も極力しない。

人、モノ、金 を使って、キャッシュフローを生み出すのがマネージャー。

S は自分が働くことでキャッシュフローを得る。

S と B にある壁を乗り越えるためには、自分が働かなくてもお金が生まれる仕組みを作るか、仕組みを獲得する必要がある。

さらに、職人人格から卒業してマネージャー人格となり、頭を使って儲けることを考えなくてはならない。

もちろん、S でも沢山稼ぐことはできる。

だから、必ずしも B に進まなくてはならないということではないが、美容師が S だけで稼ぎ続けるのは難しいことだけは覚えておいたほうがよい。

特に若いうちは何とも思わないだろうが、歳をとって体が動かなくなってきてから気付いても遅いということは断言しておこう。

ということで、頑張って B に進みましょう。

私はすべてのクワドラントに所属しています。

 

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