会計簿記、初心者向けです。
フリーランスの方は自分で会計ソフトを使用して、決算書を作成する方もいると思います。
確定申告の準備や進め方は Google で検索すると色々出てきますのでそちらを参照してもらうことにして、 今回は 買掛金の仕訳について説明します。
皆さんはお店で使うカラー剤やパーマ液などを仕入れるとき、どのような方法で購入していますでしようか?
大体は材料屋さんが商品を持って来てくれて支払いは月末に一括払い、が多いのではないでしょうか?
いわゆるツケというやつです。
または、最近はネットで購入しクレジット決済、という形も多いと思います。
このように、ツケにして後払いにしたときの代金のことを買掛金といいます。
例えば11月5日に10000円のパーマ液を1つ仕入れ、代金を11月30日に現金で支払った場合の仕分けは以下になります。
11/5 借方 仕入高(または商品) 10000
貸方 買掛金 10000
11/30 借方 買掛金 10000
貸方 現金 10000
もし、支払いを現金では なく普通預金から引き落としした場合は
11/30 借方 買掛金 10000
貸方 普通預金 10000
となります。
この際、売掛金についてもやりましょう。
お客様が施術料金をカードで支払った場合の仕分けです。
例えば12月1日にカット料金54000円をお客様がカード払いされ、12月20日にカード会社から普通預金口座に入金された場合の仕分けは以下になります。
12/1 借方 売掛金 54000
貸方 売上高 54000
12/20 借方 普通預金 54000
貸方 売掛金 54000
このようになります。
ちなみに、買掛金についての補足ですが、光熱費や通信費などをクレジット決済した場合の勘定科目は買掛金ではなく、未払い費用となります。
施術や店販など、直接売上に関係する仕入れ商品や材料をツケ払いしたときは買掛金、それ以外の支払いをツケ払いしたとき、形に残らないものやサービスに対してツケ払いしたときは未払費用、形に残るもの例えばパソコンや本、アイロンなどをツケ払いしたときは未払金という勘定科目となります。
例えば、3月4日に5万円のドライヤーをカード決済し、4月15日に普通預金から引き落としされる場合の仕分けは以下になります。
3/4 貸方 消耗品 50000
借方 未払金 50000
4/15 貸方 未払金 50000
借方 普通預金 50000
このようになります。
いかがでしたでしょうか?
買掛や売掛の仕分けが理解できず、カード決済を敬遠する方がいらっしゃいますが、支払いをカード決済したときのポイント還元など、かなりのメリットがありますので、カード決済しないのはもったいないと思います。
理解できるとそれほど難しくはありませんので、是非やってみてください。
以上買掛金の仕分けについて解説しました。
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